山中諏訪神社〜 安産祭りで知られる古社

人皇十代崇神天皇の御代七年(西暦104)、国中に疫病が蔓延。勅命をもって土人創祀(地元の人たちにより神様をまつる)しましたが、これが山中諏訪神社(山中諏訪明神)の起源と伝えられています。第六十二代村上天皇御代の康保三年(966)には、村人が開墾の守護神として、諏訪大明神を奉りました。時代がさらに進んだ天文二十一年(1552)には甲斐国守護武田晴信公が、相模国北条氏との合戦に際し、当神社に御加護を請い奉らんと、本殿を造営寄進しました。貞享元年(1684)には本殿を修築、以来、安産子授けの守護神として崇敬され毎年九月の例大祭「山中明神安産祭り」は、妊産婦や新婚女性が集まるお祭りとして全国的に有名です。

ご祭神・例祭日

祭神 建御名方命、豊玉姫命
例祭日 9月4日・5日・6日
境内地 230坪
氏子戸数 500戸
崇敬者数 2000人

フォトギャラリー

山中諏訪神社と大自然

山中浅間神社の周りには豊かな大自然が広がり、春から秋にかけて様々な山野草や木々などが見られます。アジサイ・ヤマボウシ・カエデ・ヤマユリ・アザミなど。また、様々な媒体で取り上げられた「ムササビ」も諏訪神社の名物のひとつ。薄暮の頃、運がよければムササビが滑空しているところが見られるかもしれません。更に山中湖は全国でも五本の指に入る野鳥の宝庫で、四季を通じて多数のバードウォッチャーが訪れます。ここ諏訪神社の遊歩道でも耳をすますと野鳥のさえずりが聞こえてきます。

ご注意ください

山中諏訪神社 行ってはいけないというサイト、youtubeについて。
当神社、隣の浅間神社に鳥居が無いのは事実ですが、落雷で壊された事実はございません。また、お祀りしている神様ですが、伊邪那岐、伊邪那美は祀っておりません。当神社では、初代神武天皇の祖母にあたる豊玉姫命を主祭神としてお祀りし、建御名方命を合祀しております。豊玉姫命は安産の神様として祀られております。カップル、ご夫婦でのお参りをしてはいけないとありますが、鳥居が無いこと以外は事実無根ですので、ご心配なさらず、是非お二人でいらしてください。

お問い合わせ先

山中諏訪神社
〒401-0501 山梨県南都留郡山中湖村山中御所13
TEL:0555-62-3952