白龍の松
御神歌の一節『右龍がいにも左龍がいにも』は、「諏訪の宮」のご神体である豊玉姫命が、右龍と左龍の二頭の白龍に道を導かれて、あるいは龍を従えておいでになる、と解釈されている。
湖畔にたたずむこの松は、東にある明神山の奥宮から豊玉姫の命が白龍に導かれ里宮へ来る道中に位置する。誰が形成したわけでもなく、この形を成しているのは不思議である。
山中区会及び氏子総代では、この松を白龍の松と命名し、後生に亘り末永く保存していくこととする。
平成19年11月
平成十九年度に白龍の松(右龍)が命名・整備されたのを受け、神社、山中区共に協議を重ね、悠久不変の神慮を安んじ、御神徳の宣揚を図り、以って氏子、区民は基より訪れる数多くの崇敬者に弥益々のご加護、御利益を請い奉らむと、左龍に房和紙松をここに移植し左右一対とする。